iPad Pro 10.5を導入して2カ月ほどが経過しました。
やはり、Appleはこの分野の先駆者でありアプリケーションの充実度、動作の安定性共に素晴らしいものがあります。



“Appleはこの分野の先駆者”と書きましたが、実はMicrosoftのWindowsも非常に早い時期にペンとタッチには取り組んでいます。
Windows XP Tablet PC Editionは2001年に発表されていますからiPadの2010年の発表の9年前には登場していた訳です。

Windows XP Tablet Editionを搭載したマシンが各社から投入されましたが、残念ながらそれほど普及はしませんでした。

これは、実際に利用していた自分からすると当然と思える事でした。

Windows XP以降、Windows Vistaの上位Edition、Windows 7にもペンとタッチに対応した機能は実装されていましたが、アプリケーションを含めたUIは、常にマウスとキーボード主体の操作体系であり、ペンとタッチで全てをこなすのは至難の業でした。

これをOSのUIレベルで一気にペンとタッチ側に振ったOSがWindows 8だった訳ですが、結局Windows 8のUI操作系は酷評され、結果として現在のWindows 10のUIとなっています。

マウスとキーボードを中心として設計されたUIやアプリケーションでは、やはりペンとタッチを中心とした操作体系とは馴染まないのですね?

XPERIA Tablet Z4ではBKB50という非常に優秀なキーボードがありましたので、PCライクな操作を行う事が多かった気がします。
今回iPad ProにもSmart Keyboardを付けていますが結構XPERIAとは操作感が異なります。


これは何故かというと、意外やマウス(タッチパッド)の有無が大きいのです。

自分はタブレットを使っていても、やはりMicrosoft EXCELでの作業やリモートデスクトップ(RDP)でPCに接続した作業は欠かせません。

XPERIAにもiPadにも現在は当然のようにMicrosoft EXCELが提供されています。

iPad版は当然タッチに最適化されたUIになっている様なのですが、自分の慣れの問題なのか圧倒的にXPERIAでの作業の方が捗ります。

iPadは非常に優れているのですが、何の為に使うか、どういったアプリケーションを使うかといった点で、向き、不向きは大きく変わってくるようです。

iPadを使うならばタッチに最適化されたアプリケーションで使ってあげなければダメですね?